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2005年02月07日

米Envirotrol社の熱反射率99.61%、熱伝導率0.0159kcal/mh℃の塗る断熱材

 米Envirotrol社の塗る断熱材「Ceramic Cover CC100」は、熱反射率99.61%、熱伝導率0.0159kcal/mh℃で、工場や家屋などの屋根表面に塗布すれば、屋根表面温度を20度〜25度下げ、室内温度も数度〜数十度下げることができる材料。国内では、日本テレニクスが販売および施工を担当する。

 日本テレニクスは、2月2日〜4日までパシフィコ横浜で開催されたテクニカルショウ ヨコハマ2005に同製品を展示した。国内の自動車メーカーの塗装にも採用され始め、日本テレニクスは今後さらに用途を広げていくという。  Envirotrol社は、米国航空宇宙局(NASA)でスペースシャトル用断熱材として研究開発された中空のセラミックビーズを応用し、この塗る断熱材を開発した。  建物の外壁や屋根、パイプやタンク、焼却炉などの熱源設備などに塗布すれば、断熱、保温、保冷、結露防止、防錆/腐食抑制、省エネなどの効果がある。

 32.5kg/cm2の接着力を持ち、柔軟性があり、ひび割れ、剥離、退色などを起こしにくいだけでなく、施工対象物の場所、形状、材質を問わず断熱処置が可能。米国では塗布後10年間は、断熱性が低下せず、ひび割れ、剥離も起こさないと保証されている。水性で1液性、色は白だが用途に合わせて着色できる。作業温度範囲は7度〜200度、適用温度範囲は-42度〜200度。

 揮発性有機化合物(VOC)は0グラム、溶剤やフッ素化合物、塩素、ヨウ素などの有機化学元素は含まれていない。このため、クリーンルームや半導体工場の外壁や、屋根などVOC規制の厳しい大気質管理地区に使える。

 パイプやタンクの外側に塗布すれば内側の熱が塗膜に遮られ、内側に反射されるため、放熱しにくくなり、保温効果を高める。

 具体例として、ある企業では電気炉の外側に塗布したら、炉内の温度を1200度に上げるのにかかる時間を5時間から4時間に短縮できた。また、塗布後は炉の表面温度が100度から50度に下がり、人がやけどを負う危険性も無くなり、炉のすぐ近くでも作業ができるようになった。
(大村 泰憲)

工場の屋根へ塗布
熱交換パイプの保温のために塗布
焼却炉へ塗布

詳  細 米Envirotrol社の関連リンク
    日本テレニクスの関連リンク

       
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