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2005年02月15日
安川電機、作業対象物を認識できるロボット「SmartPal」を開発
安川電機は、人のように複雑に動かせる腕や手を持ち、作業対象物を認識できる次世代ロボット「SmartPal」を14日、同社開発研究所にて公開した。移動速度は最速で2.8km/h、身長は1310mm、重量は115kgで、2.5時間の連続稼働が可能。ロボットの自由度は、腕部7、グリッパ1、移動部2。16日から北九州市で開催されるロボット産業マッチングフェアでもつづいて公開予定である。
同社は、1977年に国内で初めて産業用ロボット「MOTOMAN」を出荷して以来、累計10万台を超える産業用の多関節ロボットを世に送り出し、現在もなおトップシェアを維持している。液晶や半導体、自動車関連市場などへ産業用ロボットの新製品を投入する一方で、作業の代替など、人の役に立つロボットの開発に必要な技術開発を積極的にすすめてきた。
「SmartPal」は、一般の産業用ロボットより1つ多い、7つの関節を持つ。2本の腕でモノをつかんで運ぶことができ、人の腕と同様、自由に動かせる。モノに当たれば、手首に搭載した力センサーでそのことを感知し、安全に作業できる。
移動に関しては車輪機構を採用している。距離センサーを利用して障害物を避けながら、目的地まで進む。ロボットの腕がつかもうとしているモノがどこにあるかを、ロボット自身が検出して、周りの状況を自動的に認識して、自律的に行動する。
IEEE802.11gの無線LAN機能を利用して、エレベーターなどの周辺装置と情報をやり取りし、別のフロアーへも移動する。遠方にいる他のロボットと協調させたり、2台以上の「SmartPal」を連携プレーで動作させれば、1台の時よりも効率よく作業を進められる。音声認識と音声合成により人との受け答えもでき、ユーザーは本体前面の画面に触れて操作することも可能。
同社は今後、この「SmartPal」で実証してきた技術を、製造業の工場組立ラインで人の手作業を支援させる展開を考えている。さらに医療福祉分野だけにとどまらずに、生活支援分野にもこの技術を積極的に展開していく模様だ。
(山下徳里子)
「SmartPal」は作業対象物を認識できる
「SmartPal」の外形図
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