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2005年02月21日
大阪ガス、耐久性の高い生分解性プラスチックを連続生産する技術を開発
大阪ガスは、生分解性プラスチック「ポリヒドロキシブチレート(PHB)」の耐久性強化と連続生産に成功した。重合度の高いPHBを蓄積する微生物を選定したことで、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)やポリカーボネート(PC)並の耐久性を持ち、耐熱性150℃以上というPHBを生産する技術を開発したもの。さらに安定生産/コストダウンにつながる連続生産技術も開発した。開発には、沼津工業高等専門学校が協力した。
PHBはメタンを原料とするリサイクル可能な素材で、微生物が細胞内でメタンをPHBに変換・蓄積する性質を利用してバイオガスや天然ガスから生産する。廃棄後は微生物がバイオガスに戻すので、PHBの原料としてリサイクルできる。ただし、これまでの微生物を使う生産手法だと、PHBの重合度が低いため生成されるプラスチックは脆く、生産量が安定しない。
同社と沼津工業高等専門学校は、重合度が高く耐久性に優れたPHBを生産できる微生物を選択し、ABSやPCと同等の耐久性を持つPHBの生産に成功した。同PHBの耐熱性は150℃以上あり、ポリプロピレン(PP)を上回る。
また、微生物がPHBを蓄積するのは飢餓状態に陥ったときであるが、その状態だと増殖しないためにPHBの連続生産が行えなかった。同社らは微生物の増殖とPHB蓄積を両立する培養条件をみつけ、連続生産を実現した。「安定生産が可能になるとともに、生産コストをほかの生分解性プラスチックと同程度にすることができ、汎用プラスチックとしての利用が期待できる」(同社)。
同社は、事業化に向けてビジネス・パートナーを募り、生産/供給体制の検討を行う予定。
PHBを蓄積した微生物(白い球状の物質がPHB)
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