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2005年02月21日

日産、容積比40%減の燃料電池スタックと耐圧70MPaの水素容器を開発

 日産自動車は、車載用の燃料電池スタックと高圧水素容器を自社開発した。セルピッチ間隔を縮小し、スタックケース内部の配管部品を統合、周辺制御装置などを内蔵して、小型化、高性能化を達成している。同一出力タイプの容積は従来品の約60%で済む。耐圧を70MPaに高めた水素容器を開発したため、従来の35MPa高圧水素容器に比べ水素貯蔵量を約30%増やせる。

 新しい燃料電池スタックには新開発の薄型セパレータを採用し、セルピッチを従来の40%に狭めている。配管部品を統合して、周辺の制御装置などをケースに内蔵したために、大幅な小型化、高性能化ができた。さらに、電極材料を改良し、寿命を従来品の2倍以上に伸ばした。電解質膜など主要部品の改良と、水素および空気の流路を最適化することで、発電可能な温度領域を拡大させている。

 新たに開発した高圧水素容器は、アルミ製ライナー層の外側に、高強度・高弾性カーボン・ファイバを複数回巻きつけた。糸状のカーボンファイバの巻き方を最適に設計して、70MPaの高圧力に耐える強度を実現した。なお同容器は、70MPa高圧水素容器として、高圧ガス保安協会の認可も取得済みだ。

 同社は今後、実際にスタックを自動車に搭載して走行試験を行い、性能と信頼性の向上を図るという。

開発した燃料電池スタックと高圧水素容器

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