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2005年02月28日
ソニー、高温ポリシリコンTFT液晶パネルの配向膜無機化に成功
ソニーは、フロント・プロジェクタ用高温ポリシリコンTFT液晶パネルの配向膜無機化に成功した。光による経年変化の影響を受けにくい無機材料を使ったことで、同社従来品に比べ約4倍の耐光性値を実現できた。配向膜の無機化技術に加え、精細度を向上させる新規駆動方式および高精細加工技術を核とする新世代テクノロジ「Bi:NATM6」(開発名称)搭載フロント・プロジェクタ用パネルの商品化を、2006年春より行う。
液晶を挟む2枚のガラス表面上の配向膜は、フロント・プロジェクタの光源用ランプから強い光を受ける。そのため、耐久性向上がパネルの信頼性を確保する重要な要素である。これまで配向膜には、有機材料が使用されていた。
同社は光による経年変化の少ない無機材料を採用し、耐光性を従来の約4倍に向上させた。また、従来の配向膜成膜プロセスで必要だったラビング工程が不要となり、さらなる高画質化が実現できるという。
さらに同社は、液晶パネルの1フィールドごとに電圧をかけて液晶を駆動させる新規駆動方式「フィールド反転方式」と、画素ピッチ11.5μm(従来は12.5μm)の高精細加工技術を併用した。その結果、従来比10%増の高輝度化と、従来比約5倍の高コントラスト化を達成した。「小型サイズでも、明るく、質感表現の豊かな高画質液晶パネルの商品化が可能となった」(同社)。
新開発高温ポリシリコンTFT液晶パネルの断面図
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