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カナダのTundra社が、新たに日本にオフィスを構えた。Tundra社は、システム内でボード間、チップ間を接続する「システムインターコネクト技術」を得意とするファブレスカンパニーだ。日本担当のセールスマネジャーに就任した榎本聡氏(写真)に話を聞いた。
「当社は今後、日本市場に本格的に注力していく」。Tundra社の全世界での販売におけるアジアの比率が急増している。2003年の13%に対して、2004年は34%まで増加した。そしてその中心が日本だという(具体的な数値は明らかにしていない)。その日本を意識した製品が、3月に発売したホストブリッジLSI「Tsi108」だ。ホストブリッジとは、組み込み設計でプロセッサとメモリーなどの周辺機能を接続し、低消費電力かつ効率的な動作を実現するLSIである。同製品のポイントは、PowerPCとDDR2メモリーの接続を実現した点。「PentiumとDDR2の接続はいくつかのメーカーが実現しているが、PowerPCは業界初」と同氏はいう。DDR2は、消費電力をDDRの約半分まで抑えることができる。PowerPCは複合プリンタに多く搭載されており、まさにこの製品は大手プリンタメーカーがひしめく日本をターゲットにしているというわけだ。ほかに、第三世代携帯電話システムの基地局への搭載も視野に入れているという。
Tsi108の仕様は以下のとおり。消費電力は標準で2.5W(最大3.7W)。パッケージはRoHSに適合した1023端子FCBGAで、大きさは33mm×33mm。価格は100米ドル以下になる予定。これらはすべて、競合他社のDDR対応品とほぼ同程度、もしくは同程度以下という。さらに、従来品では外付けだったクロックジェネレータも内蔵しており、システムの小型化、低コスト化にも貢献できるとしている。
今後の市場動向について同社は、「PowerPCベースのプロセッサの出荷は2008年までに現在の2倍にあたる1億2000万台まで伸び、DDR2メモリーは2006年にはメモリーの主要技術になる」とみており、同製品の投入で業界における同社のリーダーシップを強化していく方針だ。
(鴨川 学)
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