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2005年04月08日
90nm CMOSテクノロジと二重化同期アーキテクチャーを採用したIAサーバ
DSSAを採用したアーキテクチャー
CPU/システム制御中核チップとなる90nmウェハ
富士通は4月6日、メインフレームクラスの能力を備えた基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」を発表した。同製品は、64ビットのIntel Itanium2プロセッサに、富士通のメインフレームの技術を加えたもの。システムを二重化できるテクノロジの採用により、同社はグローバル市場をターゲットに、本製品を金融機関など高トラフィックのオンライン・トランザクションにおける用途や、データセンターなどへ導入を進めていく模様。
同製品は、システムボードとI/Oユニットを自由に組み合わせることができるフレキシブルI/Oを採用。ユーザーの導入用途に応じたシステム運用ができるという。CPUとメモリを搭載するシステムボードとディスクやPCIカードを搭載するI/Oユニットを組み合わせることでITリソースを有効に使うことができるという。オプションのフローティングシステムボードを組み込むことによりシステムボードの故障にも対応する。また、90nmのCMOSテクノロジによる同社独自開発の500万ゲートチップセット5種(CPU制御用、メモリ制御用など)と130nmのチップセットを1種搭載した。高速トランジスタと低消費電力トランジスタの混在により素早いチップ間同期型伝送(0.8Gビット/秒〜1.3Gビット/秒)を実現し、多層銅配線技術によるプリント板ユニット、CPUモジュールを効率的に冷却する誘導流路空冷技術を採用した。
同社の山中明 経営執行役サーバシステム事業本部長は、「グローバル市場、特にIBMのZシリーズを対象に、オープンプラットフォームでありメインフレームの信頼性を確保する技術を盛り込んだ製品。64ビットIntel Itanium2のオープンスタンダードの採用、自在なパーテショニングが、マルチOSスケールアウト、スケールアップ業務に対応するなど、ユーザーの用途に応じてハイグレードのパフォーマンスを提供できる」と語った。同社の河部本 章 サーバシステム事業本部基幹IAサーバ事業部長は、「ミッションクリティカルなユーザーの業務用途を考え、ハードウエアとソフトウエアの両面に独自開発のテクノロジをふんだんに採用した。中でも、DSSA(Dual Sync. System Architecture:二重化同期アーキテクチャー)は、システム全体のハードウエアを徹底的に二重化し、完全に同期動作できる、フォールトトレラントなシステムアーキテクチャーである。加えて、90nm CMOSテクノロジ、500万ゲートLSIを6種、0.8Gビット/秒〜1.3Gビット/秒チップ間同期型伝送、システムミラー機構、フレキシブルI/O、誘導流路空冷技術などもアピールしたい。例えば、システムミラー機構は、故障時にシステム全体の二重化を、ソフトウエアやOSに影響なく維持することができるもの。チップセット内部からシステム構造まで完全に二重化されており、15万個所のシステムのチェッカにより障害時にも機能を細分化して切り離すことができる。また、障害回復時間を同社従来比で最大1/10に短縮したが、これは、CPUに障害が発生した時に管理プロセッサがすぐに検知しリブート、待機したCPUに切り替えることで短時間での運転再開ができるというもの。製品検証については、米国Intel社と専用線を開設し、自社開発部分との整合動作が検証した」と語った。同社は、同製品を通じて国内市場はもとよりグローバル市場も意識した販売体制、サポート体制を構築する予定。
(川島 聡)
(写真左から)レッドハットインコーポレーテッド/アレックス・ピンチェフ エグゼクティブ・バイス・プレジデント、インテルコーポレーション/アビ・タルウォーカー副社長兼デジタルエンタープライズ事業本部長、黒川博昭 代表取締役社長、山中明 経営執行役サーバシステム事業本部長、マイクロソフトコーポレーション/マイケル・ローディングコーポレート バイスプレジデント兼マイクロソフト株式会社代表執行役社長
詳 細 :
富士通(ホームページ)
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