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2005年04月08日
生産性と安全性を両立して高めるプログラマブルロジックコントローラ
オムロンは、主に自動車や液晶基板搬送などの製造ラインに不可欠なセーフティーリレーに適用されるPLCの新製品を4月20日に発売する。セーフティーコントローラとして初めて"Devicenet Safety"のインターフェースを内蔵した製品。設備の設計変更時の安全回路の変更や追加をシンプルにした上、機能安全規格IEC61508のSIL3、機械安全規格EN954-1のカテゴリー4に適合させ、高レベルの安全基準を満たしている。
従来はリレーを組み合わせて安全回路を構成していた。そのため機械制御に必要な入出力配線のほかに、安全制御も別に配線しなければならなかった。しかしリレーによる安全回路の場合、設備の高度化に伴い配線が複雑になり、安全回路の変更や追加が難しかった。
今回発売する製品はリレーロジックではなく、プログラマブルロジックのセーフティーネットワークコントローラ「NE1A-SCPU01」で標準価格は20万円。同社はこのネットワークコントローラのI/O拡張を助ける「DST1-ID12SL-1/MD16SL-1/MRD08SL-1」の3種のセーフティーI/Oターミナルを同時に提供する。DeviceNetとDeviceNet Safetyのコンフィギュレーション機能とセーフティーネットワークコントローラのプログラミングエディタ機能を持たせた設定のためのソフトウエアも同時に発売される。
本製品をセーフティーネットワークと組み合わせて、安全機器との配線をDevicenet Safety対応とすれば、ライン自体の規模にもよるが、コントローラへの配線を1本にすることも可能。複雑で大規模なシステムだと安全回路への入出力配線以外に論理構築のための回路間の配線が必要だったが、同製品を採用した場合、配線を最大50%減らせる。
大規模なラインの場合は、設備そのものを分解して海外工場へ持ち込み、再度組み立てるケースも多い。海外拠点へ進出するメーカーにとって「安全」はことさら重要なテーマになってきている。同社は「点の安全から、面の安全へ」をキャッチフレーズに、4月1日からセーフティコンポ事業部を発足させ、「2007年度の同事業の売上を現在の2倍の150億へ引き上げる」(同社セーフティコンポ事業部長藤本茂樹氏)という。
保全効率を高めるには、分散した安全機器をモニタリングし、製造ライン変更を容易にするため、安全回路のプログラム化とネットワークに対応したセーフティーコントローラーが求められていた。技術者の声を拾い上げて開発されたのがこの"Devicenet Safety"対応のPLCである。
(山下徳里子)
中央がセーフティーコントローラー。
左下がI/Oターミナル。I/Oターミナルにはさらに小型化をのぞむ声もある。
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関連情報 :
4月7日、Autodeskから発売された2次元CAD製品「AutoCAD Electrical 2006」には多機能化した機械設備設計者に役立つ機能が盛り込まれた。オムロンや三菱電機などの国産メーカーを中心としたPLC、リレーを始め、センサーやモーターなどのシーケンス制御機器の45,000件以上のカタログデータを参照できる。装置設計段階でも重要な電気制御設計の時間短縮に貢献する機能である。
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