 |
三井化学の子会社である三井化学ファブロ(MFI)は、太陽電池封止シート「ソーラーエバ」の生産能力を現在より約1.8倍に増やす。名古屋工場内に年間4000トン(太陽電池570MW相当)の生産能力を持つ新ラインを設け、2006年4月から商業生産を始める。これにより、同社の生産能力は茨城県ひたちなか市にある勝田工場分(年間5200トン)を加え、2工場で同9200トンとなる。
名古屋工場内の新ラインは、2005年8月に着工し、2006年3月完成を計画している。ソーラーエバはエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)製のシートで、太陽電池セルをバックシートと呼ばれる耐久性の高いフィルムと、強化ガラスで挟み込むときに封止材として使う。
太陽電池の世界市場は、2010年まで年率30%を超える成長が見込まれている。このため、シャープや三洋電機など日本の主な太陽電池メーカーは生産拡大に動き出している。今回の生産能力拡大も、こうした市場の動きに対応したもので、同社にとっては中部・西日本地区における新たな生産拠点となる。
三井化学ファブロは旧ハイシート工業と旧三井化学プラテックが統合し、2005年4月1日に発足した。
|