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宇部マテリアルズは、高分散性ナノ粒子を使った低電圧動作が可能で、省エネルギー型の液晶ディスプレイ(LCD)を開発した。無機カルシウムマグネシウム原料ベースの粒子を液晶材料に添加することで、液晶の駆動電圧低減と応答速度向上を確認した。
今回使用した高分散性ナノ粒子は、無機カルシウムマグネシウム原料を主体に、気相合成技術と分散技術を応用して生成した。シングルナノサイズでありながら非常に狭い粒度分布を示し、溶媒中の分散性が極めて高いという。
同社が山口東京理科大学教授で液晶研究所所長の小林駿介氏と共同で研究したところ、液晶材料にナノ粒子を添加することで、LCDの消費電力を減らすと同時に、応答速度を上げた。これにより、駆動電圧が20%前後下がることによる省エネルギー効果と、応答速度向上による残像が軽減するメリットが得られる。
今後同社は小林氏と協力し合い、現象の解明と省エネルギー型ディスプレイの開発に取り組む。また大手液晶メーカーと共同開発を行い、数年後の実用化を目指している。
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