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2005年06月22日
距離測定精度がミリ波レーダーの10倍以上ある車載型UWB短距離レーダー
情報通信研究機構(NICT)は、車載型の超広帯域無線(UWB:Ultra-Wideband)短距離レーダーシステムを試作し、実証実験を行った。その結果、従来のミリ波レーダーに比べ、10倍以上高い精度で距離測定できることを確認した。
UWBは短距離無線通信方式の一つで、オフィスや家庭内の小規模なデータ通信無線ネットワークとしてだけでなく、位置測定やレーダーへの応用も期待される技術である。UWB技術を用いた車載短距離レーダーの開発は、米国では連邦通信委員会(FCC)が制度化し、欧州では導入が採択されるなど、実用化に向けた動きが進展している。しかし、国内ではこうした取り組みが遅れているという。
NICTは、使用周波数帯域24GHz〜28.6GHzの車載型短距離レーダーを試作し、国内初の実証実験を行った。このレーダーは、1n秒という極めて短いパルスを利用するインパルスレーダー方式を採用している。屋内で実験したところ、9cmという距離測定精度を得られた。これは従来のミリ波レーダーに比べ約10倍以上高い精度である。
NICTは、6月27日〜29日にフランスのブレストで開催されるITST 2005で、実験の一部成果を発表する予定だ。
UWB短距離レーダーシステム(左:レーダー本体、右:本体制御用パソコン)
UWB短距離レーダーの利用イメージ(UWB短距離レーダーをセンサとして利用して、ブレーキ補助、エアバッグの作動タイミングの制御、警報等の様々な応用が考えられている)
インパルスレーダー方式の原理(パルス信号を送信して、対象物に反射して受信されるまでの時間差から距離を算出する)
UWB短距離レーダーシステムに内蔵されている薄型MMICモジュール(RFデバイス・アンテナ一体型、大きさ10×10×1cm)の写真
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