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2005年06月27日
45nm間隔の1次元配列アルミナナノホールの形成とコバルト充填に成功

 山形富士通、富士通研究所、神奈川科学技術アカデミーは、アルミナに形成されるnmサイズの細孔(ナノホール)を1次元的(線状)に配列させる技術を開発した。45nm間隔のパターンの凹部のみに陽極酸化アルミナナノホールを1次元的に形成し、ホール内部に磁性材料であるコバルトの充填に成功した。各ナノホールの磁性体に1ビットを記録することで、超高密度記録媒体の実現が可能になるという。

 アルミニウムを陽極酸化したアルミナは、ナノホールが形成される。このナノホールに磁性金属を充填すれば、非磁性のアルミナで区切られたパターンドメディアによる垂直磁気記録の実現が期待できる。しかし、自己組織化的に形成されるナノホールは、蜂の巣状(六方細密構造)となるので、円周方向に記録再生を行う磁気ディスクには適していなかった。

 同3組織は、アルミニウム表面に線状の凹凸のパターンを設けてからナノホールを作ることで、アルミナナノホールを1次元的に配列させることに成功した。今回の研究では、45nm間隔のアルミナナノホールに、磁気記録用のコバルト充填も行った。アルミナナノホールを円周状に形成すれば、1つの磁性体に1ビットを記録するディスク型の超高密度記録媒体を実現できる。

 今後は、25nm間隔のパターンを利用するなどして技術を発展させ、1平方インチ当たり1Tビットの記録密度を目指す基礎研究を行う。

 なお、この技術の詳細は、ロシアのモスクワで開催中(6月25日〜30日)のモスクワ国際磁性学会(MISM 2005、Moscow International Symposium on Magnetism 2005)で発表された。

アルミナナノホール(左半分:1次元配列した状態、右半分:配列させていない状態)
 
一次元的に並んだアルミナナノホール
(a) 凹部分のみにナノホールが形成される(模式図) (b) 実際に一次元的に並んだナノホール
(150ナノメートル間隔のパターンを使用)
詳  細 : 富士通(プレスリリース)
       山形富士通
       富士通研究所
       神奈川科学技術アカデミー
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