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2005年07月07日
限りなく無色に近い高透過率のセラミックス、実用化へ
 
 村田製作所は、限りなく無色に近い透光性セラミックス「ルミセラ」の新材料「Type-Z」を開発した。2006年春に量産予定。

 新製品の屈折率*は、可視光の基準となるd線(587nm)で2.095と高い。光学用硝材の屈折率は1.5〜1.85程度のため、新製品を使うことで、ズームレンズを薄型化できる。
 また、可視光下限の波長よりも少し短いi線(365nm)など、短波長の光を透過することができる(図2)。このため、今後需要の高まりが予想される青色レーザー(405nm)のピックアップ用レンズなど、広い用途が期待される。

 通常のセラミック材料は、結晶粒子同士の境界にポア(空孔)が生じることで透光性が得られなかった。村田製作所は、製造方法を工夫することでポアを低減することに成功した。

 同社は、デジタルカメラの薄型化の要求が高まった2004年に、材料「Type-E」を使ったルミセラがセラミックレンズとして実用化された。Type-Eによるルミセラの屈折率は2.082と光学用硝材と比較して高く、薄型ズームレンズに採用されている。レンズ程度の厚みであればほとんど問題にならないが、わずかに黄色い着色があるため、利用可能な肉厚に制限があった。
(川村 祥子)

図1 手前:Type-Zによるルミセラ 限りなく無色に近い
奥:Type-Eによるルミセラ 肉厚にすると、黄色く見える
 
図2 ルミセラの透過率
注  釈 :
  *【屈折率】
真空中の光の速度と媒質中の光の速度との比
   
参  考 : 村田製作所(ホームページ)
   
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