2005年07月08日
最大出力電流30A、最大5個まで並列動作できる非絶縁電源モジュール
タイコ エレクトロニクス アンプは、単体で最大30Aまで出力可能なうえ、最大5個まで並列動作できる非絶縁DC-DCコンバータ「メガリンクス」を開発した。2005年8月から量産を開始し、年間30万個の生産を予定している。1000個購入時の単価は19米ドル。同社の非絶縁型POL*1) 「オースチンリンクスシリーズ」のラインアップの一つである。
従来品は最大出力電流16Aであった。新製品が従来品と同じ基板サイズで出力電流が約2倍の30Aを実現できたのは、回路を二つに分けることで発熱を分散したことによる。
従来のオースチンリンクスシリーズに二つの機能が追加された。並列動作の対応機能と、シーケンス制御機能だ。
並列動作が可能となったため、新製品の出力側に接続されるFPGA*2) やDSP*3) などへの供給電流が30Aを超えても、同製品を5個並列動作させることで最大出力150Aまで対応できる。
シーケンス制御機能は、出力電圧の立ち上がりと降下時の波形を制御することができる。また、シーケンス端子に印可した電圧波形に比例した電圧を出力することができる。
「メガリンクス」には、入力電圧12V(6〜14V)、出力電圧/電流0.8〜5.5V/25Aの「ATS025A0X3シリーズ」、同0.8〜5.5V/30Aの「ATS030A0X3シリーズ」、入力電圧5V(4.5〜5.5V)、出力電圧/電流0.8〜3.63V/30Aの「ATH030A0X3シリーズ」の3シリーズがある。
リモートセンス機能、リモートON/OFF制御機能、過電流/過熱保護機能を標準で搭載している。出力電圧値は外付け抵抗により設定できる。ピン配置は従来品の16A出力のスーパーリンクスと同じ。外形寸法は表面実装タイプで51mm×10mm×14mm、SIPタイプで51mm×12.7mm×14mm、動作温度範囲は-40〜85℃、RoHS対応となっている。
(EDN Japan編集部 川村 祥子、design news JAPAN編集部 大村 泰憲)
メガリンクス非絶縁電源モジュール
注 釈 :
*1)【POL】 Point Of Loadの略。低電圧大電流の電源を必要とするアプリケーションの直近で使用するDC-DCコンバータ。
*2)【FPGA】 Field Programmable Gate Array の略。プログラミングすることができるLSI。
*3)【DSP】 Digital Signal Processorの略。チップ内に乗算器や加算器、プログラムメモリやデータメモリなどを持ち、数値演算処理(加算・乗算処理)速度の高速化を目的としたマイクロプロセッサ。
参 考 :
タイコ エレクトロニクス アンプ(ホームページ)
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