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2005年07月12日
シャープ、植物系プラスチックと廃プラスチックの混合技術を開発

 シャープは、植物系プラスチックと廃プラスチックを混合する技術を開発した。相容化剤を新たに開発し、両プラスチックを混合しても耐衝撃性などを維持することに成功した。今後、実用化に向けた試験を実施し、2006年度中に同社製品への採用を目指す。

 トウモロコシなどを原料とする植物系プラスチック(ポリ乳酸)と、廃家電製品から回収した廃プラスチック(ポリプロピレン)は、混合してもなじみ難い。そのため、両者の境界面に隙間ができてしまい、耐衝撃性や耐熱性が大きく低下してしまう。

 同社は、新開発の相容化剤を用いてポリ乳酸を微分散させ、ポリプロピレンとのなじみやすくした。その結果、植物系プラスチックで課題とされる耐衝撃性および耐熱性などを、実用レベルに改善することができた。家電製品に混合プラスチックを使用することで、石油などを原料とする一般的なプラスチックを使用する場合に比べ、環境負荷を大幅に軽減できる。

 同社では、「将来、植物性プラスチックの価格が汎用プラスチック並みになった場合、2010年度には全製品で再生可能資源材料(植物性プラスチックおよび廃プラスチック)の利用率を30%まで高められる」と見込む。同社は、この混合技術について3件の特許を出願している。

図1:一般的な方法で混合したポリ乳酸とポリプロピレン
図2:新開発の相容化剤
図3:相容化剤を用いて混合したポリ乳酸とポリプロピレン(ポリ乳酸が微分散している)
参  考 : シャープ(プレスリリース)
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