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富士通研究所、富士通フロンテック、富士通は、電源を切ってもカラー表示を半永久的に保持する電子ペーパーを開発した。
液晶画面を押しても60mm程度まで曲げても表示がにじまない。これは液晶を封入するギャップ幅を0.8mm〜0.9mmの一定に保つ特殊なフィルムの採用によって実現した。
試作した電子ペーパーは3.8インチ型でQVGAに対応している。カラー表示は512色だが、今後は26万色表示も可能という。
電力の供給がなくても表示を保持できるようにコレステリック液晶の特性を利用している。この液晶は、反射と透過の二つの安定状態(メモリ性)を持つため、表示を保持できる。らせん構造をしており、らせんのピッチと液晶の屈折率の積で算出される波長を50%反射する特性を持つ。
カラー表示は、RGBの3枚のパネルを積層し、各パネルの反射率を変えることで実現した。反射型のため屋外でも画面が明るい上、カラーフィルタや偏光板が不要だ。このため、従来の反射型LCD比較しても約3倍も画面が明るい。
表示を書き換える時の電力は従来品に比べて1/100〜数1/10000と小さいため、微弱電波のエネルギーを用いた無線による書き換えが可能。
用途としては業務用パネルを見据えており、電車の中づり広告や工場などでのペーパーレス化などを予想している。2006年度の商品展開を目標としている。
(川村 祥子)
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