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日立製作所は、爆発物探知装置「DS-110E-W」で米国運輸保安局(TSA:Transportation Security Administration)の認証を取得した。DS-110E-Wは、プラスチック爆弾などの高性能爆薬の痕跡を検知できるExplosives Trace Detection System(ETDS)タイプの装置。従来のETDSは分析の過程で放射線照射を使うのに対し、コロナ放電を利用するため取り扱いが容易である。
TSAの爆発物探知装置に関する認証規準は、国際的なデファクトスタンダードとして認識されている。米国内だけでなく、世界各国の空港においても、調達する検査装置にTSA認証取得を条件としているところが多数ある。
DS-110E-Wは、バッグやスーツケース、小包など検査対象物の表面に付着している粒子を専用シートでふき取って、シート上の物質を質量分析技術で解析して爆発物の痕跡の有無を確認する。採取した物質の分子をイオン化してその重さを測定し、物質の分子構成を推定、特定するので検知性能が高い。
イオン化には放射線照射でなくコロナ放電を使うため、使用に際して放射線の管理や取り扱いにかかわる申請や資格は必要ない。
同社は、爆発物探知装置やX線検査装置などのフィジカルセキュリティ分野において、今後3年間で合計100億円の売上高を目指している。
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