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神鋼環境ソリューションは、下水処理の過程で発生するメタンガスから天然ガスを精製できる装置を兵庫県神戸市と共同開発した。メタン純度を98%以上に高めると同時に、都市ガスとほぼ同等品質のガスを安定精製することに成功した。同社はこの天然ガスを「バイオ天然ガス」と呼び、天然ガス自動車用の燃料として、バスやごみ収集車など同市の公用車で試験走行している。
下水処理時に発生する汚泥を消化(発酵)処理して減量化すると、メタン約60%、二酸化炭素約40%の消化ガスが発生する。ただし同ガスはメタン濃度が低いため、発熱量が都市ガスより少ない。さらに、微量に含まれるシロキサン、硫化水素などの不純物により、機器の損傷や劣化といった問題もある。
同社は、国外メーカーからライセンス供与を受けたメタンガス精製技術(高圧水吸収法)を応用し、消化ガスからメタン純度98%以上の天然ガスを製造することに成功した。また、高圧水吸収法によるシロキサンの除去効果により、都市ガスとほぼ同等という高い品質のガスを安定精製できる。
「都市ガスや石油などの化石燃料と違い、バイオ天然ガスを燃料とする自動車から出る二酸化炭素は温室効果ガスとしてカウントされない。そのため、カーボンニュートラルなクリーンエネルギーといえる」(同社)
自動車試験機関で排ガス成分や走行性能などを測定したところ、バイオ天然ガス自動車は最新の排ガス規制値を大幅に下回った。さらに、都市ガス燃料と同等の走行性能が得られることも確認できた。
同社は、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中(7月26日〜29日)の下水道展'05東京において、バイオ天然ガス精製装置やプロセスを紹介している。神戸市が同展示会で開催する、バイオ天然ガス使用バスの試乗会にも協力している。
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「バイオ天然ガス」精製技術の概念図
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