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2005年08月29日
焼却してもダイオキシンが発生しない高圧ホース
横浜ゴムは、焼却してもダイオキシンが発生しない塩素フリーの高圧ホース「エコファインレックス」を発売する。開発の狙いは、使用後のサーマルリサイクル化促進である。需要の多い建設機械、工作機械、工場油圧配管向けに汎用油圧ホースとして販売を始める。
従来の汎用油圧ホースは、外面ゴムに耐油性のある塩素系ゴムを使用していたために使用後に燃料として焼却処理ができなかった。その上、ホース補強層に使用される鋼線や金具などの回収も難しかった。しかし近年は、各種機械や配管の設計やレイアウト改善が進み、必ずしもすべての油圧ホースの外面ゴムに耐油性が求められなくなった。
新開発のエコファインレックスは、こうした環境変化に対応し、環境性能を高める目的で開発されたもの。外面ゴム材に非塩素系合成ゴムを使用するとともに、従来の外面ゴムの特性も改善された。この結果、同社従来品「レベックス」に比べて耐油性は若干落ちるものの、耐熱、耐寒、耐候、耐摩耗性など全般的に性能を上げている。
また同社は、比重の高い自沈タイプの曝気(ばっき)システム向け新型エアーホースの販売も開始する。この製品は、ホースを水中に沈めるためのおもりが不要としたため、作業性が大幅に向上する。2年前から試験販売を実施しており、すでに全国7カ所のダムで施行実績がある。
曝気とは、ダムや湖の底に設置したホースから空気を噴出させ、貯水を攪拌することでアオコの発生や底泥のヘドロ化を防止する作業だ。これまで曝気システムで使用されるエアーホースは、おもりを付けて沈めるタイプが多かった。
同社の開発した新型ホースは、外径を小さくするとともに、特殊充填材による加工で比重の高い設計を採用。そのため、地上では軽いにもかかわらず、水中では自沈するという優れた作業性を実現した。また金属継ぎ手により、簡単な作業で確実にホースを接続できる。
非塩素系ゴムの使用により、焼却時にダイオキシンが発生せず、埋め立て処理しても環境ホルモンが発生しない。外面ゴムにはオゾンによるゴム劣化が少ないエチレンプロピレンゴム(EPDM)を用いており、10年間の耐久性能を確保している。
焼却してもダイオキシンが発生しない塩素フリーの汎用油圧ホース「エコファインレックス」
金属継ぎ手のついた自沈タイプの曝気システム向け新型エアーホース
参 考 :
横浜ゴム(プレスリリース):塩素フリーの高圧ホース「エコファインレックス」
横浜ゴム(プレスリリース):自沈タイプの曝気システム向け新型エアーホース)
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