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日立製作所と物質・材料研究機構は、二ホウ化マグネシウム(MgB2)超電導物質で作製した超電導システムを用いた、永久電流運転を成功させた。MgB2の臨界温度は−234℃と高いため、冷却する際に液体ヘリウムを使う必要がない。その結果、各種装置の小型化、軽量化、低コスト化が可能になる。
MgB2は2001年に青山学院大学の秋光純氏らが発見した超電導物質。臨界温度が−234℃であるため、液体ヘリウムを使わずに超電導状態を作ることが可能。日立と物質・材料研究機構は「システム全体で30%以上のコスト低減と、40%以上の軽量化が期待できる」としている。
MgB2超電導体の表面酸化を抑制する技術を開発したほか、超電導線同士を非常に低い抵抗値で接続して、MgB2超電導物質による高温超電導システムの永久電流運転を実現した。このシステム内の最大発生磁場は約1.5テスラあり、医療用の核磁気共鳴イメージングシステム(MRI)や核磁気共鳴分光システム(NMR)、超電導リニアモーターカーなどへの活用が可能ととみている。
日立と物質・材料研究機構は、9月18日から23日にイタリアのジェノバで開催される19th International Conference on Magnet Technologyで、同システムの詳細を発表する。
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