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新日本無線は、切り替え時間が3nsと高速なSPDT(Single-Pole Dual Throw:単極二接点スイッチ)「NJG1612HA8」のサンプル出荷を開始した。切り替え時間は、同社の従来品「NJG1512」と比較して約2.5倍早い。パッケージはUSB6-A8(1.0mm×1.2mm×0.4mm)と小さく、同社従来品の実装面積から約57%削減した。動作周波数は100MHz〜5GHz。
なお、切り替え時間は、出力を切り替えるコントロール電圧が50%に達した時から、出力電圧が90%に達するまでの時間とする。
これまで、切り替えの早さに着目したSPDTは無かったという。なぜなら必要とするアプリケーションがほとんど無かったからである。同社は、市場の拡大が予想されるW-USB(ワイヤレスUSB)への新製品の需要をにらむ。W-USBにおけるデータ切り替えのインターバルが9.47nsと決められているためだ。この他、2.4GHz帯*1)の無線LAN機器などへの需要を見込む。
切り替えの早さは内蔵FETの性能によってほとんど決まり、挿入損失とトレードオフの関係にある。新製品は、切り替えの早さを上げると共にFETの時定数回路を最適化し、挿入損失を従来品とほぼ同じ程度に調整したという。
入力電圧は2.5V〜6.5V。2.5GHz時の挿入損失は0.45dB、アイソレーションは21dB。5GHz時の挿入損失は0.8dB、アイソレーションは14dB。サンプル価格は100円。
(川村 祥子)
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