 GE社会長兼CEOのImmelt氏 |
米General Electric(GE)社は、「ecomagination」(エコマジネーション)と呼ぶ環境への取り組みを日本市場でも本格的に展開する。同社の顧客である東京電力やキヤノン、トヨタ自動車などと協力し、エネルギー効率の高い発電設備やリサイクルプラスチックの応用技術などを開発していく。
このほど来日したGE社の会長兼CEOを務めるJeffrey R.Immelt氏は東京都内のホテルで会見し、2005年5月に米国で発表したecomaginationについて、日本市場での取り組みなどについて語った。同社は航空機エンジンや風力発電システム、水処理システムから家電製品、医療用画像診断装置、金融、メディア、先端素材まで幅広い商品とサービスをグローバルに展開する。Immelt氏は「環境技術に投資すれば利益を生むこともできる」として、環境に関する先端技術の開発や顧客に対する支援を同社の成長戦略と位置づける。
具体的には、環境に関する研究開発投資額を2004年の7億米ドル(約770億円)から、2010年には2倍の15億米ドル(約1650億円)に増やす。この結果、売上高も2004年の100億米ドル(約1兆1000億円)から、2010年には少なくとも200億米ドル(約2兆2200億円)と倍増を見込む。その後も、エネルギー生産、消費を効率よくする素材を使った再生可能エネルギー源や節水、浄水を可能にする製品、サービスに力を入れる。
こうした中で日本市場においては、効率60%を可能にしたガスタービン・コンバインド・サイクルシステムのひとつである「Hシステム」や風力発電、次世代原子力などの技術を東京電力と、リサイクルプラスチックの開発などをキヤノンやトヨタ自動車などと協力して開発していくことにした。特に自動車や家電製品向け電線被覆材料である「フレキシブルNoryl樹脂」は期待商品のひとつである。また、出力が2.5MWの風力発電機「GE Wind Energy2.5」34基(総計出力85MW)をクリーンエナジーファクトリーから受注したことも発表した。2007年までの稼動を目指して建設中の兵庫県淡路島など国内3カ所の施設に設置される。
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