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2005年10月07日
貴金属の自己再生機能で自動車用触媒の劣化防止と低コスト化を両立
ダイハツ工業と日本原子力研究開発機構、キャタラー、北興化学工業の4組織は、貴金属の自己再生機能を備える自動車用触媒「スーパーインテリジェント触媒」を共同開発した。ガソリン自動車用触媒に使用される白金、ロジウムに自己再生機能を与え、自動車用触媒の貴金属使用量を大幅削減した。また、排出ガス浄化性能の劣化も防止する。
ダイハツは、すでに2002年に実用化した「インテリジェント触媒」でパラジウムに自己再生機能を持たせることに成功している。
新開発の触媒は、白金またはロジウムを金属イオンとして酸素イオンと結合させ、特殊な結晶構造であるペロブスカイト型結晶を持つセラミックスにしている。この結晶は、排出ガス内の酸素過剰および不足に呼応して金属イオンを出し入れする。酸素不足時には金属イオンが結晶から出て金属ナノ粒子を形成し、酸素過剰時には結晶内へ戻るという反応を繰り返す。こうして、ガソリン自動車用触媒に使用される貴金属であるパラジウム、白金、ロジウムの3種類すべてに対し、自己再生機能を与えた。
一般的な触媒は、排出ガスの熱で金属粒子同士が融合して金属の表面積が減少するため、浄化性能が低下してしまう。一方スーパーインテリジェント触媒は、環境変化に応じて金属イオンが出入りすることで自己生成機能し、高い浄化性能を少量の貴金属で発揮、持続できる。
スーパーインテリジェント触媒は自己再生し、Pt粒子が見えなくなる
参 考 :
ダイハツ工業(プレスリリース)
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