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東陶機器(TOTO)は、携帯型の固体酸化物型燃料電池(SOFC)向けセルスタックを開発した。従来のSOFCが750℃〜1000℃で作動するのに対し、新開発のセルスタックは比較的低い500℃で作動する。そのため、SOFCの断熱層を薄くし、小型化が可能になる。セル形状は熱応力に強い円筒形なので、室温から最短5分で起動できる。出力が50W〜1kW程度のSOFCに適している。
これまでも低温作動に適した電解質材料は存在していたが、焼成工程で起きる電解質と燃料極の化学反応で内部抵抗が増大するため、有効に起電力を得られなかった。新開発のSOFC向けセルは、電解質と燃料極の界面に反応抑制層を設けて内部抵抗の増大を抑え、低温動作特性を安定させることに成功した。また、集積密度と急速起動性を向上させるため、直径5mmのチューブ状に燃料極を成型し、その表面に電解質と空気極を設けた。
同社は、表面積85平方cm、体積0.016リットルの新開発セルスタックで電気特性を計測し、500℃において28W、600℃において37Wの出力を確認した。今後、セルスタックとして発電性能と耐久性を高めていくとともに、システムメーカーにセルスタックおよびモジュールの供給を行い、2008年度の実用化を目指す。
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