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住友大阪セメントは、ナノサイズの複合セラミックス微粒子を原料とする防汚・易洗浄性コーティング材料「イージークリーニングコーティング」を開発した。このコーティング材料は親水性を持つため、防汚性と易洗浄性に優れる。透明な薄膜を形成し、ステンレスにコーティングしても特有の金属光沢を維持できる。硬度が高く、アルカリや温水に対する耐久性もある。同社は、同コーティング材料で保護したステンレス製キッチンシンク「スーパーサイレントe-シンク」を、クリナップと共同で開発した。
キッチン用シンクの防汚、洗浄材料としては、親水性材料としてこれまでホーローやシリカなどの各種セラミックス系コーティング材の実用化が検討されてきた。しかし、ホーローは割れやすいため耐久性が低く、シリカは耐水性に問題があった。
新開発のコーティング材料は、独自合成技術で開発したナノサイズの複合セラミックス微粒子で構成されている。原料ナノ微粒子の水和反応で水になじみやすいため、水のある使用環境下では油や水垢などの汚れを浮かせやすい。汚れが付着しても水洗いだけで簡単に落とせる。ナノサイズ粒子が透明な薄膜コーティング層を形成し、ステンレス特有の金属光沢を維持できる。
通常のステンレス表面の硬度は、鉛筆の硬さと比較するとHB程度だが、同コーティングを施すことで9H程度まで上昇し、傷が付きにくくなる。アルカリや温水に対する耐久性が高く、通常の使用条件下で約10年間の耐久性を確認している。
住友大阪セメントでは、同コーティング材料の新規用途として、キッチンや浴室部材への応用、家電製品やプラスチック部材分野などへの適用を図る。販売網を海外に拡大することで、2008年度において売上高5億円/年を目指す。
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