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2005年11月09日
IPフォンとPHS機能を備えた携帯端末のコンセプトモデル、ソフィアが開発
コンセプトモデルを手にした樫平社長
ソフィアシステムズは、モバイルIP電話端末とPHSの機能を備えた携帯情報端末を開発するためのコンセプトモデル「SandgateVP(SGVP)シリーズ」を開発した。2005年内にベータ版の出荷をはじめる。完成品に近い同モデルを活用することで、最初から開発する場合に比べ携帯情報端末の開発期間を3〜6カ月は短縮できると見ている。
SGVPシリーズは、プロセッサにIntel社の「PXA270」(520MHz動作)、OSはMicrosoft社のWindows CE5.0を搭載している。2006年第2四半期までにはWindows Mobile5.0を搭載したモデルを出荷する計画だ。Mobile5.0搭載モデルでは、独Skype Technologies社の無償IP電話ソフト「Skype」に対応していく。
メモリーはSDRAMを64Mバイト、フラッシュメモリーを128Mバイト実装している。また、IEEE802.11b/11g対応の無線LAN機能や、30万画素のCMOSカメラを表裏に2台内蔵したほか、USB1.1、CF/miniSDカードなどに対応するインターフェースを備えている。さらに、ブラウザ機能や音楽/動画再生機能を搭載し、ワードやパワーポイント、エクセルなどパソコンで作成したデータなどの閲覧も可能とした。ソフィアシステムズの社長を務める樫平扶氏は「パソコンとシームレスな携帯端末、ビューアとして利用できる」という。
無線LANのカバーエリアではソフトフォンやWiFiモバイル端末として利用でき、カードスロットにPHS機能を持つCFカードを挿入すれば、屋外などのWiFiエリア外ではPHS端末として使用できるなど、SIP/VoIP携帯端末の開発に必要な基本機能を標準で装備した。
ソフィアシステムズは、SGVPシリーズの事業化を進めるにあたり、子会社でプラットフォーム&サービスを提供するソフィア総合研究所と連携していくことにした。ソフィアシステムズがOSなどを含むハードウエアを供給し、ソフィア総合研究所がその利用環境を整えていく。例えば、ソフィア総合研究所はビジネスサービスオペレータ企業と協力し、B2C向けに動画や音楽配信、IPラジオなどの環境構築や、ウェブ上で検索した店舗への電話による問い合わせや予約といった既存ウェブサイトとの連携を提案する。B2B向けにはオフィスコミュニケーションツールのソリューションを提供していく計画である。
同社はこれまで、FUSION IP-Phone等に対応した携帯端末開発用のプラットフォーム「Sandgate2-P」を販売してきたが、新製品は顧客からの要求に基づいて、より完成品に近いレベルとした。
(馬本 隆綱)
参 考 :
ソフィアシステムズ(ニュースリリース)
関連ニュース :
2005年4月18日−VoIP携帯端末開発向けのリファレンスボード、PXA270搭載(EDNより)
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