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2005年11月10日
100℃以下でメタノールから燃料電池用水素を製造する技術
 
 ジーエス・ユアサ コーポレーションは、100℃以下でメタノールを水素に変換できる新技術を開発した。新しい製造方法は、外部からの電気エネルギー供給が不要で、生成ガスには一酸化炭素を含まない。

 固体高分子形燃料電池(PEFC)の燃料に用いる水素を製造する技術として、水蒸気または酸素を用いる改質法が存在する。ただし150℃以上の高温状態での反応が必要なため、製造装置の起動および停止に時間がかかり、小型化も困難だった。また、製造されたガスには一酸化炭素が数%程度含まれるが、このガスを直接PEFCに供給すると、PEFCの電極触媒を劣化させるという問題があった。

 同社の開発した水素製造技術は、ダイレクトメタノール形燃料電池(DMFC)と同じ構造を持つセルを利用し、燃料極側セルにメタノール水溶液を、空気極側セルに空気を供給する。空気の供給量を従来のDMFCの1/10程度まで低下させると、100℃以下で燃料極側に水素が発生する。

 30〜90℃という比較的低温で水素を製造でき、外部から電気エネルギーを供給する必要がない。生成されるガスの一酸化炭素含有量は1ppm未満と低く、メタノール以外の燃料も利用できる。

 同社は、11月16日〜18日に名古屋国際会議場で開催される第46回電池討論会で、この水素製造技術について発表する予定だ。今後は、各種専門メーカーとの共同開発などを通じ、実用化に向けてさまざまな検討を行っていく。

水素発生セルの外観写真
  
連絡先 : 広報室 075-312-1214
   
参  考 : ジーエス・ユアサ コーポレーション(プレスリリース)[PDF]
   
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