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インフィニオンテクノロジーズジャパンは、独Infineon Technologies社がメモリー事業部門を独立法人として分社化し、ロジックLSI事業とメモリー事業を分離すると発表した件について会見を行った。日本法人の社長を務める森康明氏は「メモリーとロジックLSIは、投資の面で以前のようなシナジー効果が得られなくなった。今回の分社はビジネスモデルの異なるメモリー事業とロジックLSI事業がより強く育つためのものである」と分社の狙いを語った。
メモリー事業は製造に係わるプロセス技術が重要であり、ロジックLSI事業は顧客との密接な関係の中で顧客のシステムやソフトウエアを理解することがより重要となってきた。これまでは、メモリーは最先端の生産設備と技術で製造し、ロジックLSIは前世代のメモリーの製造で使用した設備を使って生産する、というサイクルで事業が進められてきたが、「メモリー事業とロジックLSI事業は投資のやり方が変わった」(森社長)ことから、分社化に踏み切ったという。今後はそれぞれの事業に最適なビジネスモデルを確立し、成長力と収益性を強化していく狙い。
メモリー事業には、継続的な資本の充実が求められる。2006年7月1日までに分社化の手続きを完了し、その後、株式市場に上場して資金調達を目指す予定という(具体的な時期は未定)。DRAMの製品ラインナップを拡充し、サーバやグラフィクス、コンスーマ製品、通信向けアプリケーション分野のような利益率の高い製品の売上高を徐々に増加させていく。例えばグラフィックス分野では、2004年度第1四半期にはほとんどシェアが無かったが、2005年第4四半期には20%近いシェアまで上昇したという。また、「日本法人内に、メモリー事業でコンスーマ事業部を2ヶ月以内に設置し、全世界のコンスーマ機器向けメモリー事業を日本からドライブしていく(森社長)考えを明らかにした。
2005年第4四半期(2005年7〜9月)の全社の売上高は前期比8%増の17億3000万ユーロで、そのうちメモリー事業部門は7億6800万ユーロと全体の約45%を占める。
最先端の工場設備が求められるメモリー事業とは違い、ロジックLSI事業は顧客が必要とするアプリケーションの要求に柔軟に応えるソリューション提案が重要となる。タイムツーマーケットへの対応がカギを握る。新たなロジックLSIの専門会社は、車載用LSI、産業用電子機器およびパワーマネージメント向けIC、チップカードICやセキュリティ関連IC、RF関連IC、モバイル通信用プラットフォーム、ブロードバンド通信のアプリケーション開発の6つの分野に注力し、ロジックLSIの中核技術をさらに強化していく。
(伊藤 達哉)
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