Design News Japan
Design News(US) | Design News(China)
無償配布申し込み・変更 Email Newsletter申し込み
Design News JAPANの記事検索
検索方法の詳細
HOME DNニュース 最新号 バックナンバー お知らせ DNJについて サイトマップ お問い合わせ 広告掲載について
Category
自動車/輸送機器
CAD/CAE/PLM ソフトウエア
産業機械/医用機器
民生機器/コンピュータ ネットワーク/通信機器
電子部品
機械機構部品/モーター
成形/金型/工作機械
材料
センサー/計測機器 検査装置
インフラ設備 環境省エネ機器
Community
エンジニアクイズ
Gadget freak
あなたの「自作メカ」大募集
Web上から応募フォームをUPしました
Event
Event情報
Reed Electronics Group
Global Viewpoint
Reed Electronics Group
EDN Japan
Electronic BUSINESS Japan
Semiconductor INTERNATIONAL
DETAIL JAPAN
DNニュース
2005年11月29日
ElectronicsWeeklyから:
NASA発、カーボン・ナノワイヤーが熱抵抗を低減
 
 NASAは、熱抵抗を低減するためにカーボン・ナノチューブの使用を検討している。半導体チップとヒートシンクの間の熱フローを改善するためだ。NASAのAmes研究センターのJun Li氏は、ElectronicsWeeklyに対して、「従来のヒートシンクは表面が滑らかであるため熱伝導性が低い。熱伝導性を高くするには、通常、油脂を塗ったり共晶合金をはんだづけしたりする必要がある」と語った。Li氏はこうした方法の替わりに、接続部にカーボン・ナノファイバーと呼ばれるナノチューブを使用している。

 同氏は、「カーボン・ナノファイバーは、圧力への依存性と表面の粗さから、固定するのが困難であることはよく知られている」と指摘した上で、「2枚の平らなシリコンの接続部の抵抗は約2cm2K/Wである。この値は油脂やはんだによって改善できる。研究者は現在、0.5cm2K/W以下を目標に取り組んでいる。さらに次世代は0.2cm2K/Wを目標にしている。その一方で、当研究グループはすでに0.2cm2K/Wを達成し、現在、最適化作業を行っている」ことを明らかにした。

 NASAはカーボン・ナノチューブの優れた熱伝導性に期待を寄せる。Li氏は、「カーボン・ナノチューブの熱伝導性に関しては興味深い点が多い。熱伝導率がダイヤモンドと同等だとする報告書もある。ただし異方性が強いのが難点だ」と続けた。

 チューブの縦方向の熱伝導性はダイヤモンドと同等である。しかし、熱はチューブの横方向にはなかなか伝わらない。Li氏は、「ナノチューブがスパゲッティのように束ねられると、熱伝導性が急激に低くなる。熱は2つの面(チップとヒートシンク)の間を通らないだろう」と指摘した。しかしLi氏は、「当研究チームは、ナノチューブをブラシのように一定の方向に成長させる方法が開発した。垂直構造を維持しながら曲げたり折ったりできる」という。

 Ames研究チームは、銅板の上に熱接続物質を成長させている。この物質は高い熱伝導性を実現するだけではない。ファイバーは弾力で戻ることから再利用できることも証明されている。Li氏は、「こうしたことははんだではできない」と付け加えた。

 しかし、力が加わることでファイバーが平らになる可能性がある。これを防ぐために、研究チームはファイバーの底の周辺に銅の層を電気化学的に積層させる方法を発見した。Li氏は、「絶縁しない部分を多く残した。余分の銅はその場で一直線を保ち、次に側面への熱の広がりを促進させる」と説明した。研究チームがナノコンダクタと呼ぶこの技術は、商用化を視野に入れてライセンス供与している。

カーボン・ナノファイバー?

 NASAのJun Li氏は、カーボン・ナノチューブの1種であるカーボン・ナノファイバーの研究に取り組んでいる。しかし同氏が研究しているのは需要の多い完全な単層ナノチューブでもなければ、多層カーボン・ナノチューブでもない。欠陥のある多層ナノチューブである。

 ナノファイバーは成長が速い。Li氏は、「われわれはプラズマCVD(化学的気相成長)法を使用している。また、電界を印加してナノ構造を垂直に整列させた。温度はやや低い700℃であるため欠陥も多い。しかしシリコンとの互換性がある」と説明した。円状に林立するカーボン・ナノファイバーは半導体デバイスとヒートシンクの間の熱抵抗を抑える。
(ElectronicsWeekly)

  
   
Advertisement
HOMEDNニュース最新号バックナンバーお知らせDNJについてサイトマップお問い合わせ広告掲載について
Copyright (C) 2004-2007 Reed Business Information Japan K.K.
個人情報に関する方針 / 著作権・リンクについて / 会社情報