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2005年12月07日
薄くて柔らかい高速充電が可能な有機ラジカル電池
NECは、柔軟性が高く、高速充電できる厚さ0.3mmの有機ラジカル二次電池を開発した。有機ラジカル材料はプラスチックの一種で、形状は電解液が浸透したゲル状態である。そのため電池自体は曲げられるほど柔らかく、エネルギー密度は約1mWh/平方cm。RFIDタグ(アクティブ無線ICタグ)に用いると1回の充電で数万回の信号発信が可能で、充電は30秒以内で済む。またカドミウムや鉛など、従来の二次電池に用いられていた重金属は含まない、環境配慮型の製品でもある。
有機ラジカル電池は有機ラジカル化合物を電極活物質に用いる方式の電池。ラジカル部位の酸化還元反応により充放電を行い、高出力性が特徴である。
新開発の二次電池は、電気化学反応速度が速い有機ラジカル材料を採用したほか、ゲル状態の有機ラジカル材料中をスムーズに移動する電解質イオンの特性を利用し、充電反応における抵抗値を小さくした。このため充電時間を極めて短くしている。
想定される用途は、ICカードや電子ペーパー、人や動物に装着できる小型のアクティブ型RFIDタグなどになる。同社では、電池エネルギー密度をさらに高め、1回の充電で使用できる時間を伸ばし、充電時間をさらに短くすることなどを課題としており、積極的な研究開発活動を継続するという。開発品の電池は東京ビッグサイトで開催中のiEXPO2005に出展されている。
幅広い用途拡大が考えられる:
フレキシブルに曲げることができる超薄型二次電池
連絡先 :
NEC 研究企画部 企画戦略グループ 044-433-1111
参 考 :
NEC
(プレスリリース)
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