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2005年12月14日
DMEによるディーゼル発電システムでNOx濃度30ppmを達成
 
 JFEエンジニアリング、ダイハツディーゼル、岩谷産業の3社は、ジメチルエーテル(DME*)を利用したディーゼルエンジンで排ガスの低NOx化に成功した。容量1250kwのDMEディーゼル実証試験設備を使いディーゼルエンジン発電システムの開発を実施し、エンジン出口の排ガスNOx濃度30ppm(13%O2基準)を達成した。3社は、「燃料にDMEを用いることで、従来と同等の熱効率を維持しつつ、有害物質の排出を大幅に低減できることが実証された」としている。

 ディーゼルエンジンは、ほかのエンジンなどに比べ設備費が安く熱効率が高いことから、分散型発電設備として普及している。ただし、従来の重油や軽油燃料では排ガス中のNOxおよび煤塵の濃度が高いため、都市部においては新規導入が厳しく規制されている。

 今回燃料として採用したジメチルエーテルは、天然ガスや石炭、バイオマスなどから合成できる液化ガスだ。燃焼時に煤塵やSOxを発生しない燃料として、低コストな製造法の開発が進められている。

 3社は、以前からジメチルエーテルを利用したディーゼルエンジン発電システムの開発に取り組み、2004年10月から神奈川県横浜市のJFEエンジニアリング鶴見事業所内で実証試験設備の試験運転を行ってきた。同設備に排ガス再循環装置を追加し、運転条件を工夫した結果、NOx濃度30ppmを達成した。この濃度は「東京や大阪、さらには国内で最も厳しい横浜市の排ガス規制を、脱硝装置を装着せずクリアでき、業界最高水準のガスエンジンやガスタービンをも凌ぐ性能」になる。

 この開発は、1000kwから5000kwという大規模ディーゼルエンジン発電システムの実用化を目指し、経済産業省の「DME燃料利用機器開発費補助事業」として、2002年度より5カ年計画で実施しているもの。各社の担当は、ダイハツディーゼルがエンジン本体の設計製作を、JFEエンジニアリングがプラント全体のエンジニアリング、岩谷産業がDME燃料のハンドリングを担当している。

低NOx化を達成したディーゼルエンジン発電システムを開発した
ディーゼル実証試験設備
  
注  釈 : *【DME】
 DMEは、天然ガス、石炭、バイオマスなどから合成可能な液化ガスであり、燃焼時に煤塵やSOx(硫黄酸化物)を発生しないクリーンな燃料
   
連絡先 : JFEエンジニアリング 総務部(広報担当) 03-3217-2138
ダイハツディーゼル 管理部 総務グループ 06-6454-2331
岩谷産業 広報・社会関連部 03-5405-5851
   
参  考 : JFEエンジニアリング(プレスリリース)
ダイハツディーゼル(プレスリリース)
岩谷産業(ホームページ)
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