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本田技研工業は、オフィスなどの実環境で作業する能力を備え、高い運動能力を特徴とする新しい人間型ロボット「新型ASIMO」を発表した。手を繋いで一緒に歩くといった人に合わせて行動する機能を強化するとともに、ワゴンを押して物を運ぶ機能を追加している。新開発の統合制御システムにより、企業における受付案内やデリバリーサービスも自動的に行える。時速6kmで走ったり旋回走行したりすることが可能になるなど、走行能力も高めた。
視覚センサー、床面センサー、超音波センサーで周囲の環境を認識するだけでなく、独自開発したIC通信カードを携帯する人の動きに合わせることで、受付や案内といった動作が自動的に行えるようになった。頭部のカメラと手首にある力覚センサーを用いることで、トレイなどの物をタイミングよく人に手渡したり、逆に受け取ったりできる。
ワゴンを押す際には、手首の力覚センサーで左右の腕の力を調整する。その結果、ワゴンとの間隔を適切に保ちつつ、ワゴンを自在に操ることが可能となった。ワゴンの動きを邪魔されても、減速や方向転換などで柔軟に対応して移動できる。なお、ワゴンには最大10kgの物を載せて動かせる。
さらに、走行状態で両足が浮いているときでも、積極的に姿勢の傾きを制御するようにした。これにより、走行速度を従来モデルの2倍にあたる6km/時に上げた。旋回時に発生する遠心力に釣り合うよう体の重心を内側に傾けることで、高速旋回走行も可能とした。
新型ASIMOの主な仕様は以下の通り。
- 走り:6km/時(跳躍時間は0.08秒、跳躍時に両足が浮いて前に進む距離は50mm)
- 通常歩行速度:2.7km/時
- 旋回走行速度:5km/時(旋回半径は2.5m)
- 運搬歩行速度:1.6km/時
- 身長:130cm
- 体重:54kg
- 関節自由度:34自由度
新型ASIMOの運用は、2006年春を目処にHonda和光ビル内のオフィスで開始する。リースについても順次新型を適用していく予定だ。
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| トレイの受け渡し |
時速6kmの走り |
IC通信カード |
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| ワゴンサービス |
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旋回走行-1 |
旋回走行-2 |
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| 時速6km時の両足が浮いた瞬間 |
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| トレイをテーブルに置く |
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| 手をつないで歩く |
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