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NTTアドバンステクノロジは、レンズなどに加工可能な品質と大きさを持つKT(KTaO3)結晶を発表した。KT結晶は高い屈折率2.24257(波長587.562nm)と広い透過領域365nm〜4,000nmを持つため、読み出しおよび書き込み用レーザーの短波長化が進む光学データストレージ機器向けレンズの材料として応用が期待される。サンプル販売を1月18日に開始する。同社では、レンズなどへの加工品も受け付ける。
KT結晶はK(カリウム)、T(タンタル)、酸素(O)で構成される透明な光学結晶で、光学的異方性がなく、高い屈折率と幅広い透過領域を持つ。さらに、熱や水に対して安定である。ただし、結晶成長が難しいため、高品質の大きな結晶を再現性よく得ることが困難で、実用的なレンズや光部品になかなか応用できなかった。
同社は、高品質KT結晶の成長には精密な温度制御が重要であることを見いだし、高い再現性でレンズ製作に利用可能な実用的な結晶を成長させることに成功した。開発したKT結晶の屈折率は、次世代光ディスクシステムで用いられる波長405nmのレーザーに対して2.38374となり、高い開口率(NA)の固体浸レンズを製作できる。透過領域の幅も広く、短波長側の吸収端は365nm付近にあり、長波長側は4,000nm程度まで続く。
また、結晶が特定方向に沿って割れるへき開性もないため加工性が高く、レンズなどへの加工が容易だ。
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