2006年02月07日
ElectronicsWeeklyから:
英国RoHSヘルプデスクの回答に批判の声
英国の政府機関であるEnvirowiseは、RoHS(Restriction of Hazardous Substances)指令の施行日(7月1日)について、企業に誤解を与える情報を提供している、として批判を受けている。
英国リバプールに本社を置く電子機器メーカーであるBrainboxes社は、「Envirowiseのヘルプデスクの回答は、RoHS指令の要求と食い違っているようだ」と訴えた。Brainboxes社のマーケティング・マネージャーを務めるStephen Evans氏はElectronics Weeklyに対して、「RoHS指令に対応することは、当社の事業にとって費用のかかることだ。だからといって、政府機関が企業に対して規制を無視するように勧めることには驚かされる。これでは我々のように規制を守ろうとしている企業が不利な立場に置かれるだけだ」と打ち明けた。
Envirowiseによると、「Environment & Energy Helplineへの問合せに対し、残念なことに、実際の業務に沿わない回答をしてしまっていたようだ」という。Envirowiseでプログラム・ディレクターを務めるMartin Gibson氏は、「この問題を真摯に受け止めている。Brainboxes社に対しては、今回の件について謝罪し、明確な回答をする」と述べた。その上で同氏は、「当方は、すべての企業がRoHS指令の文言と精神に従うように促進することを方針として掲げている」ことを強調した。
Brainboxes社は、「当社の製品と共に出荷するケーブルはRoHS指令の対象内であるか」という実業務上の疑問に対して、Envirowiseのヘルプデスクの助言を求めた。Brainboxes社のEvans氏は、返答を聞いて「驚いた」という。同氏によると、「ヘルプデスクは、RoHSの施行日は7月1日ではなく8月1日だと言った」という。
ヘルプデスクの担当者は、「ケーブルはRoHS施行日以後には出荷できない」としたが、「規制当局はそうした細かいことは問題にしていないようだ」と非公式にほのめかしたという。さらに担当者は、「当局が本当に問題にしているのは大手企業の動きだ」とEvans氏に話したという。
Envirowise のGibson氏は、「この件について十分に調査した結果、同社(Brainboxes社)の問合せに対してこうした発言が実際にあったことが確認された。今件について当方は、「担当者が、問合せに対する回答に、非公式なコメントを付け加えたもの」と理解している。しかしこのことが同社(Brainboxes社)から批判を受ける原因となった」と説明した。
同様の回答を得た企業がほかにもあるかどうかは明らかではない。Gibson氏は、「もし、当方の回答に疑問があれば、あらためて当方に問い合わせてほしい」と呼びかけている。
(ElectronicsWeekly)
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