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米DuPont社は、将来の自動車空調システム用冷媒に対するEUの地球温暖化係数(GWP)基準をクリアする次世代冷媒の開発に成功した。新開発の冷媒は、既存の自動車空調システムをわずかに改良するだけですみ、ハイドロフルオロカーボン(HFC)134aの代替冷媒として利用できる可能性があるという。DuPontはこの新冷媒の安全性試験などを行い、EUの規制期限に間に合うよう3年から5年以内の商品化を予定している。
EUのフッ素ガス規制では、2011年以降に発売されるすべての新車種で、さらに2017年までにはすべての新車でHFC-134aの使用を段階的に廃止し、地球温暖化係数150未満の代替品を使用することを求めている。
DuPontの開発した新冷媒は、不燃性であることから、従来の冷媒に比べ地球温暖化係数が大幅に低下すると期待されている。また二酸化炭素冷媒と異なり、HFC-134aと同様の性能を持つため、現在の自動車用空調システムを根本から設計し直す必要がない。
DuPontでは、この冷媒を自動車以外の空調や冷却システムにも利用できると考えており、近い将来こうした用途の研究も開始する予定だ。
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