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2006年02月22日
内管の壁にらせん溝を刻んで冷房能力を高めたカーエアコン用2重管式内部熱交換器
 
 デンソーは、2重管式内部熱交換器を用いて冷房能力を高めたカーエアコンシステムを開発した。従来のシステムに比べ冷房能力を5%から12%高めることに成功し、約40cmという短い熱交換器で必要とされる熱交換が行える。新開発のエアコンシステムは、2006年1月からトヨタ自動車の中近東および北米向け「ランドクルーザープラド」の、フロントエアコンに搭載されている。

 2重管式内部熱交換器は、従来システムで別々の冷媒配管2本で構成されていたものを、内管と外管で構成される1本の2重管に変更した。冷凍サイクル中の冷媒の温度差を利用して内部熱交換を行うことで、冷房能力の強化を図る仕組みだ。

 今回開発した熱交換器は、内管の壁に独自のらせん溝が形成されており、内管の内側を流れる低温ガス冷媒と、内管と外管との隙間を流れる高温液冷媒の熱交換を効率よく実施する。このらせん溝の設計を工夫することで、長さ約40cmの熱交換器で必要な熱交換を実施し、冷房能力を高めた。

 なお、エアコンシステムを車両に搭載する際には、エンジンルーム内の部品レイアウトに応じて配管を曲げる必要がある。これまでの内管を外管に差し込むだけという構造の2重管では、曲げにより冷媒の通路がつぶされかねない。デンソーの開発した新しい構造の2重管はらせん溝を採用したため、曲げても冷媒の通路を確保できる。これにより、従来のエアコンシステムと同一の空間に搭載することが可能となり、フロントエアコンシステムを実現できた。

     
2重管式内部熱交換器のカットモデル
参  考 : デンソー(ホームページ)
   
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