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| 2006年02月23日 |
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ElectronicsWeeklyから: RoHS博士があなたの疑問にお答えします 9
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<質問>
拝啓
RoHS博士殿、
RoHS指令のなかの「exemption(適用対象外)」に、「large-scale industrial tools(大型産業用工具)」と「fixed
installations(据え付け設備)」がありますが、この2つはどこが違うのでしょうか。
<回答>
2月中旬にRoHS博士のコラムで再作成された欧州委員会版の手引書のほかには、「large-scale stationary industrial tools(据え付け型大型産業用工具)」の具体的な構成要素について、公式な手引きはほとんどありません。
RoHS指令の施行機関であるNWML(National Weights and Measures Laboratory)は、欧州委員会や同委員会のTechnical
Adaptation Committee(技術適応委員会)、英国DTI(貿易産業省)に呼びかけて、ウエブサイト(www.rohs.gov.uk)のDecision
Treeで利用できる手引書を作成しました。
NWMLは、据え付け型大型産業用工具は、下記の基準をすべて満たす必要があるとしています。据え付け型大型産業用工具は、装置やシステム、製品あるいはコンポーネントを組み合わせたもので構成される必要があります。旋盤やフライス盤、ボール盤などの個々の加工用工具は、たとえ大型であっても据え付け型大型産業用工具ではありません。
・工具であること。ほかのカテゴリには含まれないこと。
・安全運転のため、または仕様書のなかで、据え付けを要求されていること。
・大型であること。「大型」は、寸法が大きいのではなく処理量が多いことを示す。
・専門の作業者が設置すること。
・産業用のみに使用されること。
・特定のタスクを実行するために作られたものであること。
また、欧州委員会のFAQは、「据え付け設備」について、「複数の装置/システムや完成品、コンポーネントを組み合わせたもので、専門の作業者によって決められた場所に組立てあるいは設置され、全体を動作させることによって、予想された環境のもとで特定のタスクを実行するもの。さらに、1つの装置として市場で販売する予定のないもの」としています。
据え付け設備の例として次のようなものがあります。
・発電機
・住宅用配電システム(環状主回路、ヒューズ・ボックス、メーター類)
・エレベーター、エスカレーター
ただし、火災/侵入警報システムは据え付け設備ではありません。
NWMLは、据え付け設備について、施行方針に向けて上記のように定義していますが、次のように通告しています。「この考え方はいつでも修正できます。また、準拠に向けた移行期間を規定する義務はありません。しかし、最も望ましいことは、このカテゴリに含まれる製品がRoHS指令に完全に準拠するように取り組むことです。」
据え付け設備の1つの判断基準は、「企業が移転する際に、その場に残るものかどうか」ということです。この基準は、誤りに陥りがちで明確ではありませんが、有効だといえるでしょう。
例えば、エレベーターは据え付け設備になります。しかし、録音スタジオの音響調整卓は、据え付けられているといっても据え付け設備にはなりません。
RoHS博士への問い合わせは、dr.rohs@electronicsweekly.com までメールして下さい(英語のみ受付)
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