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三菱電機は、脱六フッ化硫黄(SF6)ガス化した72kVクラスの密閉形複合絶縁スイッチギヤ「HG-VA」を発表した。乾燥空気(ドライエア)と固体絶縁物を組み合わせる絶縁技術を発展させ、定格ガス圧力0.15MPaという低圧力でも72kVクラスに必要な絶縁性能を実現した。大きさは、盤幅900mm、奥行き2,450mm、高さ2,700mm。2月1日に販売を開始した。価格は個別見積もりとする。
SF6ガスの地球温暖化係数はCO2に比べ2万3,900倍高く、地球温暖化防止京都会議(COP3)で温室効果ガスとして排出規制対象に指定された。しかし、中電圧クラス以上のガス絶縁スイッチギヤで絶縁媒体として使われていることが多く、スイッチギヤの脱SF6ガス化が望まれていた。
三菱電機は、地球温暖化係数が0のドライエア(相対湿度1,000ppm以下)を使った低圧力ドライエア絶縁方式を採用し、脱SF6ガス化を実現した。従来のドライエア絶縁方式はガス圧力0.15MPaでは耐電圧36kVが限界だったが、ドライエアと固体絶縁物による密閉形複合絶縁技術を適用することで、72kVクラスに必要な絶縁性能の実現に成功した。なお、低圧力のドライエア方式は高圧力方式よりも密閉容器を薄板化できることから、軽量化および省資源化に貢献する。
またHG-VAは、内部機構の状態などを自己診断し、これまで定期点検でしか見つけられなかったスイッチギヤ本体や遮断器の異常を早期発見するCondition Based Maintenance(CBM)機能ユニットを搭載した。これにより、故障防止と効率的なメンテナンスが可能になるとともに、従来の定期点検の一部をCBM機能ユニットで代替することで、保守点検時間の削減や操業停止時間の短縮も期待できる。
遮断器操作機構には電磁操作方式を採用し、消耗部品を排除して高信頼性を実現するだけでなく、部品点数を従来の70%に削減した。さらに、導体を最短化することで主回路部の電気抵抗を小さくし、通電損失(発熱量)を低減した。
三菱電機では、30億円/年の販売を目指す。
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72kV密閉形複合絶縁スイッチギヤ「HG-VA」
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