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2003年03月28日
タンパク質構造計算処理などを強化した分子設計支援ソフト「CAChe V7」
タンパク質とその阻害分子の3次元構造を示した
画面サンプル
富士通は3月27日に、化合物の分子設計を支援する統合ソフトウエアの新版「CAChe V7」の販売を開始した。新版には可視光および紫外線の吸収波長を計算するソフトウエア「MOS-F」を新たに搭載し、タンパク質の安定構造を高速に計算するオプションソフトウエア「CAChe LocalSCF」を機能強化している。
CACheは、計算対象となる化合物の分子モデルを作成する機能や、その化合物の安定構造や物性値を計算する機能、計算された結果を視覚的に描画する機能を備えている。
新版に搭載したMOS-Fは、富士通研究所が開発したソフトウエア。従来よりも精度の高い手法で可視光や紫外線の吸収波長などの高速計算が可能になり、インクや色素材などの材料研究を強力に支援する。またCAChe LocalSCFは、鉄の原子など電子数の多い原子を含むタンパク質の分子構造最適化の計算と、DNA分子構造の計算を可能にした。その結果、ゲノム創薬研究分野においてさらに幅広く利用できる。
用途に合わせて4種類の製品とオプション製品を用意する。それぞれの概要と税別価格は以下の通り。
「CAChe Worksystem Pro」:
本格的な研究活動向けの最高グレード製品。配座探索の「CONFLEX」や密度汎関数法の「DGauss」などのオプションソフトウエアが利用できる。280万円
「CAChe Worksystem」:
計算化学手法を適用し、複数の化合物の統計処理などを効率的に行うことに適した製品。210万円
「Quantum CAChe」:
少数のサンプル分子に対して半経験的分子軌道計算を実行するユーザーに最適な製品。140万円
「Personal CAChe」:
分子力学計算ソフトウエアを利用して分子の3次元構造を確認したいユーザーに最適な製品。70万円
「CAChe LocalSCF」:
数万個の原子からなる生体高分子の最適構造を高速に計算する半経験的分子軌道計算用のオプションソフトウエア。400万円
富士通では、2007年3月末までに国内と海外を合わせ160本、3億円の販売を目指す。
連絡先 :
富士通バイオIT事業開発本部
バイオソフトウェアプロジェクト
TEL: 043-299-3680(直通)
参 考 :
富士通(プレスリリース)
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