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2006年04月10日
低高度周回衛星「きらり」と地上局間で光通信実験に成功
NICTの光地上局
情報通信研究機構(NICT)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、JAXAの光衛星間通信実験衛星「きらり(OICETS)」とNICTの光地上局(東京都小金井市)とのあいだで、レーザー光による光通信実験に成功した。
きらりは、高度約600kmを周回している低高度地球周回衛星である。この種の人工衛星と地上局間の光通信は、大気による減衰やゆらぎの影響で受信光レベルが大きく変動するうえ、高速で移動しながら地上局に正確にレーザーを送信し続ける必要があるため、難易度が高い。
実験は2006年3月22日から31日にかけて実施した。3月22日には、約16秒にわたってきらりが光地上局のビーコン光を、光地上局がきらりの通信光を受光し、捕捉追尾することができた。29日は、約6分間きらりがビーコン光を、地上局が通信光を受光し、衛星から地上局への通信を確認した。この際のビット誤り率は、約0.00001だった。そして31日にビーコン光を切り、通信光のみで4分44秒間の持続的捕捉および追尾を行い、双方向通信に成功した。
今後きらりは、欧州宇宙機関(ESA)の「ARTEMIS」との衛星間の光通信実験とあわせ、NICTやドイツ航空宇宙機関(DLR)などの機関が所有する光地上局との通信実験を継続し、宇宙環境下での光衛星間通信機器の性能確認、大気の影響評価などを行う予定だ。
赤外線カメラで撮影したきらりのビーコン光と通信光
連絡先 :
情報通信研究機構
宇宙通信ネットワークグループ
豊嶋守生、國森裕生
TEL:042-327-5825
参 考 :
情報通信研究機構(プレスリリース)
関連ニュース :
2006年3月3日―民生品を使用した人工衛星制御装置の正常動作を軌道上で確認
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