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2006年04月14日
マグネシウムと水を燃料とし、マグネシウムを再利用可能な無公害新型エンジン
 
 三菱商事と東京工業大学は、マグネシウム(Mg)と水(H2O)を燃料とする新型エンジン「Magnesium Injection Cycle(MAGIC)エンジン」の実験機を完成させた。MgとH2Oの反応で発生する熱と水素(H2)を利用し、化石燃料は使わない。副生成物は酸化マグネシウム(MgO)だけで、二酸化炭素(CO2)などを排出しない。MgOは、太陽光励起レーザーで還元して燃料であるMgに戻すことができる。三菱商事と東工大は、3年後の実用化を目指して研究を進める。

 MAGICエンジンは、地球上で豊富なMgとH2Oとの反応で得られるH2と熱を利用する。H2は燃焼や燃料電池を通じて、電気や熱、動力エネルギーに変換する。発生する熱量は、MgとH2Oの反応時に86kcal/mol、H2と酸素(O2)の反応で58kcal/molとなり、石炭に匹敵するエネルギーが出る。副生成物はMgOのみで、太陽光励起レーザーを使ってMgに戻し、繰り返し利用する。

 実験機の大きさは、直径約5cm、高さ13.5cmと小型でありながら、数十kWの熱出力が発生し、動力が得られる。推力を可変可能であるため、コジェネレーション、自動車、船舶など、CO2排出ゼロの新型エンジンとして期待できる。


「MAGICエンジン」の実験機
参  考 : 三菱商事(プレスリリース)[PDF]
   
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