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2006年04月18日
風力タービンの羽根の強度を上げる新素材
 
風力発電装置の羽根へ用いる新素材:
HiPer-tex WindStrand
シングルエンドロービング
 米Owenscorning社は、風力発電装置向けにガラス繊維材料「WindStrand」を2006年後半に発売する予定と発表した。WindStrandは風力発電装置の羽根(ブレード)に利用する材料。Owenscorning社が開発したWindStrandは、シングルエンドロービングというガラス繊維と、ニットファブリックというガラス繊維による織物を用いたガラス繊維材料である。

 羽根の素材にWindStrandを利用すれば1kw/h当たりのエネルギー生成コストを20%減らすことができるという。WindStrandは従来の素材と比較して、ガラス本来の加工性だけではなく、引っ張り強度を35%増、強靱性を17%増、耐久性、耐衝撃性、耐劣化性を高め、耐食性と耐候性についても高めている。

 WindStrandは、Owenscorning社の高機能補強材プラットフォーム、Hiper-texの最初の応用例となる。HiPer-texとはガラス溶融技術、ファイバー化技術、サイジング技術の技術統合の成果で、この新しい補強材には環境負荷を軽減した同社の次世代ファイバーガラス製造プロセスを採用している。

 オランダの独立研究機関であるCTC(Composite Technology Centre)は、2.5MW風力発電装置の複数の部品を既存材料のE-ガラスからWindStrandに切り替えた場合の効果測定を実施した。その結果によると、カーボンとガラス材料を用いた装置に比べ同質量で約6%長い羽根をつくることで、発生エネルギーを12%増加したタービンの製造ができるという。結果として、生成エネルギー1kw/h当たりのコストは20%低減できることになる。

 生成エネルギーの1kw/h当たりの価格はそのエネルギーソースにより大きく異なる。欧州連合(EU)では、2010年までに欧州の総エネルギー消費における再生可能なエネルギーソースのシェアを現状の6%から12%に倍増させるため、さまざまな援助の必要性がうたわれている。風力エネルギーによる発電は欧州以外でも活発だ。ドイツ、スペイン、米国に次いでインドは風力ベースの発電量世界第4位を占める。中国でも現行の風力エネルギープランでは、2020年までに20ギガワットの達成を目標として掲げている。

HiPer-tex WindStrandニットファブリック
     
連絡先 : オーウェンス・コーニング・ジャパン
TEL:03-5733-1671
担当:神保 洋
参  考: オーウェンス・コーニング・ジャパン(ホームページ)
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