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クラレの100%子会社であるクラレリビングは、クラレの熱可塑性エラストマーを用い、熱可塑性ポリマー(ポリオレフィン・ポリスチレン)に各種天然精油などを中心とする液状機能剤を5%の高比率で含有できるナノテクノロジー技術を開発した。この各種液状機能剤を含有した繊維と成形加工向けマスターバッチペレットを、5月15日より「SROPE」ブランド(仮称)で販売する。価格は3,000円/kg〜4,500円/kg。
ポリマー中に液状機能剤を含有させる場合、従来の技術では含有率が1%程度にとどまる。しかも短時間で放出してしまうため、機能剤の効果が持続しないという欠点があった。
今回開発したSROPEは、液状機能剤を5%の高比率で含有し、保持する点が特徴だ。特殊なエマルジョン構造のため、機能剤成分が緩やかに放出され、機能剤成分の徐放効果が長期間持続する。さらに、ポリオレフィン・ポリスチレンなどの熱可塑性ポリマーに限らず、ポリエステルやナイロンなどの溶融ポリマー全般にもSROPEを混入できる。
長/短繊維の溶融紡糸全般、フィルム、射出、回転、押出しなど、溶融成形全般での加工が可能で、長期の効用を保持したさまざまな形態での利用が期待できる。現在、特許出願中だ。
クラレリビングでは、防虫、防ダニ、抗菌、防カビ、鳥獣忌避、集塵、アロマテラピーなどの生活用品関連のほか、農業や水産、工業、物流関係といった業務用品関連への適用を進めていく。初年度1億円、次年度3億円、3年後10億円の販売を目指す。
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従来の少量添加時
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新開発の高含有添加時の徐放のイメージ |
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