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アルプス電気は、車室内で主要なスイッチ類を複数のパネルにまとめて使いやすくした集中操作パネルの新しいコンセプト「AI(Alps Innovative)コクピット」を提案した。静電容量検知技術などを応用することで、同じパネルを操作する場合でも、運転者側からと同乗者側からでは異なった機能の制御ができるという。2006年5月24日から東京都内のホテルで開催した「ALPS SHOW 2006」で同コンセプトを公開した。
AIコクピットを実現するパネル技術として大きく2つある。「3Dインプットパネル」と呼ぶ集中操作パネルは運転者側と同乗者側からでは異なる機能操作ができる。静電容量検出技術と近接スイッチを組み合わせることで、操作パネル上で指の水平移動を検知し、手の侵入方向は静電容量の変化を見ることで立体方向の移動を検知する仕組み。これによって、例えば運転者がパネルを操作する場合、エアコンの操作画面となり、同乗者が同じパネルを操作すると、オーディオ操作画面が表示される。
もうひとつの「ブラインド・インプットパネル」と呼ぶ集中操作パネルは、同社のセンシングデバイスであるTM(タッチモーション)センサーと、振動させるためのフォースリアクタを応用した。パネルに触れた指を上下左右に移動させ、インパネの表示画面を見ながら操作したい機能を選ぶことができる。その際にパネルが振動して操作感が指に伝わるようになっている。パネルを押し込めば機能が選択されたことになる。従来のように操作スイッチの場所が固定されておらず、パネル上に指が触れたところが操作の始点となるため、操作スイッチの位置確認やその場所を探すこともない。
今回のコンセプトを実現するにあたり、同社は車室内の入力操作エリアを「オーバーコンソール(天井)」、「インパネ」、「センターコンソール」、「ステアリング」の4つに分けた。例えば、ステアリングエリアでは、運転中に使う頻度の高い操作を集約している。また、センターコンソールでは、操作者に対する認識性の向上や姿勢を変えずに入力できるように工夫した。さらに、インパネエリアではデザイン性を重視した。 (EDN 馬本 隆綱)
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3Dインプットパネル(図2) |
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ブラインド・インプットパネル(図3) |
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