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DNニュース

2006年06月12日

電力変換効率96.2%、
入力電圧700Vの太陽光発電システム用DC-AC変換装置

 三菱電機は、太陽電池が発生する直流(DC)電力を交流(AC)電力に変換する欧州向け太陽光発電システム用パワーコンディショナ「PV-PNS04ATL-GER」「同-IT」と「PV-PNS06ATL-GER」「同-IT」を発表した。最大入力電圧は700Vで、最大電力変換効率は96.2%に達する。定格出力は、PV-PNS04ATLが3,300W/14.3A、PV-PNS06ATLが4,600W/20.0A。欧州市場向けとして、9月1に販売を開始する。

 DC-AC変換回路として、新開発の欧州市場向けパワーコンディショナ専用パワーモジュールを搭載した。内部回路には新しい回路方式「スリー・レベル・インバータ方式」を採用するとともに、高出力に耐え、損失の少ない新素材(フェライトコア)のリアクトルをフィルタに採用した。こうした組み合わせにより、最大電力変換効率96.2%を達成できた。

 新開発の「入力回路」を採用して高入力電圧化にともなう電力変換効率の低下を最小限に抑え、最大入力電圧700Vを実現。入力電圧を高くしたことで、一つの入力に直列に接続する太陽電池モジュール数の増加が可能となり、入力回路数を減らし、施工性を高められる。

 冷却ファンには、必要な時に必要な分だけ運転する可変式温度制御ファンを用いたうえで、吸気を電子基板部分には流さず、放熱フィンだけを冷却する新開発の「冷却・クリーン構造」を採用した。従来のファン付きパワーコンディショナと違い、吸気中のほこりなどを電子基板部に付着させず、長期信頼性を確保できた。使用温度範囲は、地下室など非居住空間に設置される欧州の条件に適合可能な−25℃〜+60℃とした。

 大きさは、幅300mm、厚さ170mm、長さ500mm。質量は、PV-PNS04ATLが約19kg、PV-PNS06ATLが約20kg。GERモデルとITモデルでは、一部対応規格が異なる。

 三菱電機では、初年度に屋内設置タイプを発売し、その後、屋外設置タイプなど順次ラインアップの拡大を図る。


欧州向け太陽光発電システム用パワーコンディショナ「PV-PNS04ATL-GER/-IT」


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