DNニュース
2006年06月13日
QXGA表示が可能なA6サイズのプラスチック基板電子ペーパー
セイコーエプソンは、プラスチック基板によるA6サイズ(7.1インチ対角)の電子ペーパーを開発した。独自開発の回路基板転写技術を適用し、厚さ0.47mmでQXGA(1,536×2,048ピクセル)の表示を実現した。また、従来2インチ程度だった画面サイズを今回A6サイズまで拡大したことで、さらなる大型化の可能性も実証できた。
新開発の電子ペーパーは、フレキシブル基板への転写実装を可能とする独自開発の回路基板転写技術「SUFTLA」を用い、低温ポリシリコンTFT(LTPS-TFT)をプラスチック基板上に形成して作成した。表示方式は、米E Ink社の電気泳動方式を採用。高解像度であるため、携帯型ディスプレイで細かい文字を表示した際にも容易に視認できる。コントラスト比は1:10と高く、紙への印刷と同等レベルの視認性を実現できた。
周辺駆動回路をLTPS-TFTで形成し、外部端子の少ないシンプルな構造とすることで、駆動回路まで含めた狭額縁の柔軟なディスプレイとなった。電源を切っても表示が消えないメモリー性を持ち、表示の維持に電力を消費しない。また、情報書き換え時の最大駆動電圧は6Vと低いことから、小さな電力で使用できる。
セイコーエプソンでは、さまざまな応用展開の可能性を探り、実用レベルでの技術確立を目指し、さらなる研究開発を進めるとしている。

プラスチック基板によるQXGA表示可能なA6電子ペーパー
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