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DNニュース

2006年07月25日

日本IBM、自動車の設計/開発を支援する「オートモーティブ・イノベーション・センター」を開設

 日本IBMは、同社東京基礎研究所内(神奈川県大和市)に、「IBMオートモーティブ・イノベーション・センター(IBM Automotive Innovation Center、以下AIC)」を開設した。自動車の設計/開発工程に、同社の設計技法「ISD(Integrated Systems Design)」を中心とした技術/ノウハウを適用することで、品質の確保と短期開発を実現することを主な目的とする。

 従来、自動車の設計/開発では、機構、電子制御、組み込みソフトウエアなどのハードウエア/ソフトウエアの設計過程で生じる各種知識情報を人手によって管理/統合していた。AICで実現しようとしているのは、これをISDを用いて管理/統合することである。ISDは、米IBM社のワトソン研究所が中心となって開発した設計技法であり、次の3つの要素から成る。
 1つ目は、モデリング言語「SysML(Systems Modeling Language)」 を用いたモデリング技法である。ISDでは、仕様記述や要件管理、解析、設計、検証など、システム設計の各種作業をモデル化する際に、このSysMLを用いる。開発者は、SysMLという共通言語で書かれた情報を参照しながら、チーム開発を行う。
 ISDの2つ目の要素は、同社の大規模ソフトウエア開発手法をベースにしたメソドロジー(開発方法論)である。要求や仕様に変更が加わることを前提としている点、また、機能の設計と物理的な部品の設計を分離して作業を進める点を主な特徴とする。
 3つ目の要素は、ITインフラの活用である。SysMLによる設計情報、CADデータ、組み込みソフトウエアの構成管理情報といった各種情報を互いに関連付けて管理することにより、チーム間でそれらを参照することが可能になる。

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