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DNニュース

2006年08月01日

GEプラスチックス、PETボトル材再利用の自動車部品材を開発

 米GEプラスチックスはこのほど、使用済みのPET(ポリエチレン・テレフタレート)ボトル材を材料の85%に利用するプラスチックの再合成で、自動車部品など高付加価値製品の実用レベルに達したエンプラ「Valox iQ」(バロックス・アイキュー)と「Xenoy iQ」(ゼノイ・アイキュー)の2製品を、世界に先駆け日本で発表した。

 すでに全世界でサンプル出荷が可能で、デンソーなど自動車部品メーカーと用途開発を開始している。軽量化、低燃費などを課題とし、安全面、安定性でも要求の厳しい自動車分野でコネクター、自動車ランプのベゼル、バンパー内の衝撃吸収部品、外板部品などのアプリケーション開発を先行させるが、家電や輸送分野への展開もにらむ。本格的な量産開始は今年の第4四半期からで、「Valox iQ」4モデル、「Xenoy iQ」2モデルを投入する計画だ。

 「Valox iQ」は原材料の85%にPETボトルの製品廃棄物(PCW)を粉砕・乾燥させてフレーク状にして、いったん中間材に戻し、再合成した高機能樹脂PBT(ポリブチレンテレフタレート)を使った製品。「Xenoy iQ」(ゼノイ・アイキュー)は、ポリカーボネート樹脂とPBTのアロイ材。いずれも単なるリサイクル品ではなく再合成品で、リサイクルにつきまとう特性の劣化を起こさない。さらに既存材料と比べて製造工程におけるエネルギー消費量が少なく、CO2の排出量を低減できる。また再生不能な燃料資源の節減にも貢献できることから、同社が推進する環境にやさしい樹脂製品の開発戦略『ecomagination(エコマジネーション)』のなかでも、最も重要な製品として位置づける。

 世界に先駆けて日本で発表したのは、消費者、メーカーともに環境対策への意識が高い市場であり、ハイブリッドカー開発などで世界に先行するなど環境対策技術に優れることが要因。当然、売上げ目標も高く、日本GEプラスチックス自動車産業本部の丸山剛本部長は「世界の半分は期待されている」と語った。

新エンプラの発表会のもよう 国内展開を語る丸山剛部長
Xenoy iQを用いた衝撃吸収部品(バンパー内) Valox iQを用いた自動車用コネクタ



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