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DNニュース

2006年08月14日

オリンパス、深部観察能力が高い走査型多光子レーザー顕微鏡を発売

走査型多光子レーザ顕微鏡「FV1000-MPE」
(BX61WI とAOM/XYムーバセット)

 オリンパスは、独カール・ツァイス・マイクロイメージングと米コーネル大学から多光子励起法のライセンス許諾を得て、従来の共焦点レーザー顕微鏡では不可能だった生体細胞の深部の観察を可能にする2光子励起顕微鏡「FV1000-MPE」を10月初旬に発売する。同社は生細胞を3次元で観察したり、小動物の胃や心臓などを生きたまま観察できるレーザー走査型顕微鏡を販売してきたが、FV1000-MPEは従来よりも生体標本の深部まで3次元で観察することができ、脳神経などの領域における医療や研究に貢献することが期待される。
 FV1000-MPEは、生体組織の透過性に優れた長波長の近赤外光レーザーを使用し、従来よりも分厚い組織標本について数百ミクロンの範囲で深部を観察することができる。共焦点レーザー走査型顕微鏡ではピンホールにより、焦点面以外の光による像のぼやけを防いでいたが、FV1000-MPEでは励起波長の約倍の波長をもつ長波長のレーザー光を高密度で照射することにより、焦点面で局所的に蛍光分子を励起することができる。このため、共焦点方式と同等の光学断層像を得ることができ、焦点面以外でも蛍光褪色が少ないイメージングを可能にしている。また、長波長レーザーでは、生体組織に対するダメージも軽減される。



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