島津製作所は、1本柱タイプの卓上試験機として、樹脂・ゴム・フィルムなどの強度試験向けEZ Test EZ-Lと小物部品の精密試験向けEZ Test EZ-Sの2機種を発売した。EZ-Lは延性の大きい材料に対応する920mmのストローク長と引張・曲げ試験に必要な5kNの最大試験力を備えた試験機。液晶偏光板用の位相差フィルム、フレキシブル基板用フィルム、燃料電池材料、自動車向け新材料の強度評価用の需要を見込んでいる。EZ-Lの大きさは幅371×奥行き538×高さ1333mmで、複数台設置してもスペースを取らないコンパクト設計になっている。重さは約60kg。
EZ-Sは最大容量500N、500mmストロークの卓上試験機で、電気・電子部品、食品のレオロジー試験、薬品・化粧品など短いストロークの小物試験向けの新製品。EZ-Sの大きさは、幅371×奥行き538×高さ927mmで、重さは約38kg。EZ-L、EZ-Sともに、1/1から1/250という広範囲のロードセル定格容量で、指示値のプラスマイナス1%以内の精度で計測でき、分速0.05mmから1000mmの間で試験速度を選択できる。また、原点に高速に戻る機能を備え、伸びの大きい材料を連続して試験する時間効率を高めている。駆動部には異物が入り込まない構造で、冶具の取り付け面をオープンテーブルにして操作性を向上した。価格はEZ-Lが165万円、EZ-Sが130万円(本体・税別)で、両機種あわせて年間140台の販売を計画している。